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日本の大学生にキャリア教育の必要性
日本の大学生にキャリア教育の必要性

大学生の就職環境と問題点 (2007年9月)

① 『氷河期』と言われていた大学生の就職戦線が、景気の回復、団塊世代の大量退職により、ここ1,2年で大幅に環境改善し、『就職難』から『求人難』へと変わって行った。今年はバブル期の求人をも抜くという好景気である。しかし一方、卒業生の無業率はバブル期ほど下がっていないのである。

② ゆとり教育、学力の低下、進路選択を先延ばしした学生の増加。自ら学ぼうと自立した学生を相手にしていた従来の教育では収まらない事態が発生してきている。

③ 就職協定廃止後、就職活動、採用の早期化により、大学生としての時間が短くなった。以前は4年生の秋から就職活動であったが、3年生の冬には活動が始まる。また内定をもらえないとスーツを着たまま就職活動が半年から1年と長期化することになる。

④ 内定をもらう学生は何社ももらい、重複内定が発生し、内定辞退で企業とトラブルが発生するケースもあり指導が必要である。また、その一方で、1社も内定をもらえずに活動の長期化とメンタル面で苦しんでいる学生もいる。このように二極化現象が発生している。

⑤ 以前の電話帳のような就職企業冊子から、インターネットの普及により、検索、エントリー、テストセンター試験までネット社会が浸透してきた。

⑥ 昔から変わっていないのが、職業的な視野を持たない大学の授業。医療系や教員養成以外は、『職業と学問は別』という考えで教育が行なわれていた。よって4年生になっても、自分が何になりたいのか、どこへ就職すればよいのかわからない学生が発生する。大学院進学でさらに選択を先延ばしする学生が発生もする。

⑦ 社会では、フリーター、ニート(無業化)問題が解決されていない。

⑧ 就職後3年以内の離職率が、中卒7割、高卒5割、大卒3割という、いわゆる、『7・5・3問題』、早期離職者問題が発生している。


大学就職担当者に  就職指導・キャリア形成支援をどのように展開してゆきたいか? とアンケートしたところ。

① 教員の積極的な協力を求めたい(76.1%)

② キャリア教育についての正規の授業科目を設置拡大したい(63.0%)

③ 職員のカウンセリングマインドを高めたい(62.6%)

となっている。


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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育




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